パイピングのメリットは
①今までの作り方のコバを磨いて作る方法ですと、角や端が傷つくと傷みやすくなったり割れたりしますが、パイピングすることにより補強になり丈夫で長持ちします。
②リペアが必要な際はパーツごと交換する必要がありますが、パイピングにする事でリペアがしやすくなり、末永くお使いいただけます。
③パイピングを革と革の間に挟んで縫うことによって、角に厚みが生まれて立体的になり形をきれいに保つことが出来るので見た目もよくなります。
ミシンによるパイピングですと革を漉いてパイピング芯を入れて縫いますが、手縫いのパイピングですと、革を漉かずパイピング芯を使わずパイピングに使う革の幅と長さを手縫いの力を調整して縫いますのでミシン縫いよりも丈夫になっています。
パイピング芯を使っていませんのでパイピングが傷んでも芯が飛び出ることもありませんので、多少傷んでも目立ちにくいです。
デメリットは非常に手間がかかりますので、他の製品より割高になり納品まで時間が掛かります。
中表で縫製後に革を表面にひっくり返します。その際、革にシワが入ります。